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すっかり寒くなってしまった。 日差しも弱くなって冬の気配が。 オットちゃんが勤めている建物の2階は老夫婦が住んでいる。 ギリシャの方で時々ギリシャ語で話をしている。 老夫婦にはちょっとした悩みがある。 老夫婦には息子3人がいて、その全員は結婚して近くに住んでいるのだけれど、あんまり遊びに来てくれないみたいなのだ。 老夫婦はもう70歳くらい。冬のストーブ用の薪割りも体力的に辛いらしい。 嫁に来て手伝って欲しい。でも、誰も手伝ってくれない。と言っていた。 土地を渡すまでは、皆優しかったのに・・・と言う。 自分達の土地を広げてきて、その土地を3人の息子に分けるときに、問題が生じたらしい。 末の息子に与えた土地が、ほんの少し小さかった。 2人はお祈りの時に使う絨毯のサイズ(正座して前に手を付いてかがむ姿勢をとるくらいのスペース)くらいの土地の違いでは問題は起こらないやろうと思っていたらしい。 がっ、末っ子は怒り狂ってしまった。 「俺は今まで、兄さんたちの下でなんでも我慢してきたのに。だから土地は多めに貰えて当然と思ってた。」 それから絶縁状態が続いている。 孫が出来たと聞いて、おばあちゃんは会いたくて仕方がない。でも行ったら門前払い。町で顔をあわせても無視。なんだそうだ。 「昔はあんな子供達じゃなかった。嫁にたぶらかされたんだ。」とおばあちゃんは言う。 「何のために一生懸命働いて、息子達の幸せを考えてよかれと思ってしたことなのに。」とおじいさんは言う。 おばあちゃんの「嫁にたぶらかされた。」と言うのはあらら。と思ったけど、男は女によって変わる人いるからなー。ありうる。 そのおばあちゃんとうちの姑は仲が良いらしく、(私は最近知った。)姑は私の自慢話をするのだそうだ。(でも、その一件を姑が聞いてから、自慢話はしなくなった。) おばあちゃんはいつも、「カイナナ(姑の意味)は優しい?」と聞いてくる。 姑とは問題ナッシングなので、「優しいです。旨くいっています。」と答えるとおばあちゃんは寂しそうになる。 「***ちゃん(姑の名前)もね、ヨメちゃんはホントによくやっている。って言ってる。いいなー。」 こういう相続問題って実際経験したこともないし、テレビのドラマ(火サスとか土曜ワイド)でしか見たことがないから、ついつい他人事のように思ってしまう。 金持ち過ぎても駄目だし、貧乏すぎてもアカンのやなー。
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