トルコでは幽霊のことはあんまり話されません。
歴史はとても古いし、戦いに明け暮れた場所だったし、黒魔術も存在するから
幽霊話は絶対あるはずだ!
と思っていました。
探してみると以外にあるもんです。
その中で「カラバサン」の話し。
カラバサンは大体、丑三つ時にやってきます。
幽霊が出る=丑三つ時っていうのが、日本と同じで不思議な感覚です。

突然、息が出来ず目が覚めます。
かなり大きな手が、物凄い力で鼻と口を塞いでいます。

大きな手の正体をみると、
顔は解らず白い布のようなものを被っています。全身白ずくめ。
というか、白っぽい。
頭には白い帽子。
トルコの田舎で年配の男性がよく被っている帽子。
手にはテプシ。
テプシというのは数珠です。イスラム教でも数珠があります。日本のよりは長め。

こんな感じかな?
驚いて手を払いのけようとしても、力が強いので無理です。
そのうち窒息死してしまいます。
トルコで突然死する人は、「カラバサンに出合った。」という人がいます。
でも
助かる方法があるんです。
そやつが被っている帽子か手にしている数珠を取るのです。
帽子か数珠をカラバサンから奪い取ると
途端に弱腰になって、「返してくれ」と言うのです。
しかーし。
そこでそのまま黙って返してはダメです。
黙って返すとまた口を塞がれて、今度こそ絶対に助かりません。
返す前に
「これ以降、私と私の家族に決して現れないと誓うなら、返してやる。」
と必ずこれを言います。
そうすると助かるのです。
「私」だけというとこれまたダメで、「私の家族」を入れないといけません。
これを聞いたとき、幽霊というよりは妖怪の類かな?
と思いました。
私はまだ出会っていません。
様相がトルコらしい、イスラム教らしいです。
私は異教徒なんで出会わないかな?
おっとちゃんは小さい頃、カラバサンに会ったそうです。
村のとある家に泊まったときに遭遇。
運良く帽子を奪う事ができたので、助かったといいます。
おっとちゃんが寝ていた直ぐ下には、先祖代々の遺体が葬られている「墓場」だったといいます。
先祖の上に家を建てるってのも、なんだかなぁ?文化なのか風習なのか・・・。
その村では「子孫と家を守るために」という理由だそう。
別の村ではまた違った文化があるのでしょうけど。
あんまし怖くはないです。